犬に好かれる人は挨拶が上手!初対面の犬との接し方4ステップ
皆さんは外で犬に会ったとき、どのように挨拶をしていますか?犬を飼っている人も、飼っていない人も、正しい挨拶の仕方を知らないと、気づかないうちにマナー違反をしてしまっているかもしれません。
犬に好かれる人の挨拶には、実はちょっとしたコツがあります。間違った触れ方をしてしまうと、犬を怖がらせたり、思わぬトラブルにつながることもあります。
今回は、初対面の犬と仲良くなるための正しい接し方を、ステップごとにご紹介します。
1.飼い主さんに触っても平気か聞く

知らない犬に触れるときは、まず飼い主さんに「触っても大丈夫ですか?」と確認しましょう。
犬にはそれぞれ性格や過去の経験があり、人に触られるのが苦手な子もいます。また、体調が優れない場合や、トレーニング中であることもあります。
飼い主さんはその犬の性格や状態を一番よく理解している存在です。トラブルを防ぐためにも、必ず一言声をかけてから触れるようにしましょう。
中には、人懐っこくていきなり触っても平気な犬もいますが、すべての犬が同じように人懐こいわけではありません。特に初対面では不安や警戒心を持つ犬も多いため、どんな犬であっても丁寧に距離を縮めていくことが大切です。
NG行動
- 無断でいきなり触る
- 後ろから手を出す
- 飼い主さんが不在の犬に触る
どれも犬を驚かせてしまう行動です。人間でも、いきなり見知らぬ人に触られたらびっくりしますよね。それは犬も同じです。
特に、お店の外で飼い主さんを待っている犬などは、飼い主がいないことで不安や警戒心が高まっていることがあります。
トラブルを防ぐためにも、飼い主が不在の犬には触らないようにしましょう。
2. 正面を避けてゆっくり近づく

犬に近づくときは、正面からまっすぐ向かうのではなく、少し横からゆっくりと近づくようにしましょう。
犬にとって正面からの接近や、じっと見つめられることは威圧的に感じやすく、警戒心を高めてしまう原因になります。人でも、知らない相手に正面から距離を詰められると少し怖いと感じますよね。
体の向きを少し斜めにし、視線も軽く外しながら落ち着いて近づくことで、犬に安心感を与えることができます。
NG行動
- 正面から一直線に近づく
- じっと目を見つめる
- 急に距離を詰める
これらの行動は、犬にとって「威嚇」や「圧」と受け取られてしまうことがあります。警戒して後ずさりしたり、場合によっては防衛的な行動につながることもあるため注意しましょう。
3. 手を下から出して様子を見る

犬に近づいたら、まずは手の甲を上にしてグーの形を作り、下からそっと差し出して様子を見ましょう。
手は軽く握っておくことで、犬に「つかまれるかもしれない」という不安を与えにくくなります。また、万が一噛まれた場合でも、人のケガのリスクを抑えることにつながります。
犬にとって匂いは、相手を知るための大切な情報です。自分から近づいてきて手の匂いを嗅いでくれたら、少し安心してもらえているサインです。
逆に、顔をそらしたり後ずさりしたりする場合は、まだ警戒している状態です。そのときは無理に触ろうとせず、距離を保つようにしましょう。
NG行動
- いきなり頭を撫でる
- 上から手を出す
- すぐに触ろうとする
これらの行動は犬を驚かせてしまい、不安や警戒心を高める原因になります。犬のペースに合わせて、ゆっくり距離を縮めることが大切です。
4. 優しく触る

犬が落ち着いて近づいてきてくれたら、優しく触れてみましょう。
子どもの頭を撫でるような感覚で犬に触る人も見受けられますが、いきなり頭を撫でられると怖いと感じてしまう犬も少なくありません。
最初は頭の上からではなく、あごの下や胸元など、犬が安心しやすい場所からゆっくり触るのがポイントです。
また、力を入れすぎず、ゆっくりとした動きで触れることも大切です。犬の様子を見ながら、リラックスしているかどうかを確認しましょう。
NG行動
- 頭の上からいきなり触る
- 強く撫でる・しつこく触る
- 嫌がっているのに触り続ける
犬が体を引いたり、顔をそらしたりした場合は「もうやめてほしい」というサインです。そのときは無理をせず、すぐに手を引くようにしましょう。
犬が「もうやめて」と感じているサイン

多くの場合、犬は突然噛むのではなく、段階的に「嫌だよ」「やめてほしい」というサインを出しています。しかし、そのサインに気づかずに無理に触れてしまうことで、最終的に吠えたり噛んだりしてしまうこともあります。
安全に触れ合うためには、「犬が嫌がっているサイン」に気づき、早めにやめてあげることが大切です。
軽いサイン(まだ余裕がある状態)
- 目をそらす
- あくびをする
- 体を少しそらす
これらは「ちょっと不安だな」「あまり乗り気じゃないな」というサインです。この段階で無理に距離を縮めず、様子を見るようにしましょう。
注意したいサイン(ストレスが高まっている状態)
- 耳を後ろに倒す
- しっぽを下げる
- 後ずさる
犬が「これ以上は嫌」と感じ始めています。このサインが見られたら、無理に触るのはやめて、一度距離を取りましょう。
耳を後ろに倒すしぐさは、嬉しいときにも見られます。犬の表情や体の様子とあわせて観察し、判断に迷う場合は触るのをやめた方が無難です。
危険サイン(すぐにやめるべき状態)
- 唸る
- 歯を見せる
- 体を固くして動かなくなる
ここまでくると、犬は強いストレスや恐怖を感じています。この状態でさらに触ろうとすると、噛まれてしまう可能性もあるため、すぐに離れることが大切です。
「しっぽを振る」=「喜んでいる」ではない

犬がしっぽを振っていると、「喜んでいる」「嬉しそう」と思ってしまいがちですが、実はそれだけでは判断できません。
しっぽを振るのは、感情が動いているサインであり、必ずしもポジティブな意味とは限らないのです。
たとえば、リラックスした様子でしっぽを大きく振っている場合は、好意的な気持ちであることが多い一方で、体が硬くなったままゆっくりとしっぽを振っている場合は、緊張や警戒している可能性もあります。
このように、「しっぽを振っている=安心」と思い込まず、体の動きや表情、全体の様子と合わせて判断することが大切です。
初対面の犬とは正しい挨拶で触れ合おう

犬と出会ったときの接し方ひとつで、その後の関係性は大きく変わります。犬は理由なく攻撃することは少ないものの、不安や恐怖を感じると、防衛的な行動をとることがあります。
多くの場合、犬は体の動きやしぐさで「嫌だ」というサインを出しています。そうしたサインに気づき、無理をしないことが大切です。
正しい挨拶の方法を身につけて、犬にも人にも安心できる関係を築いていきましょう。
関連リンク
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