犬の声が枯れるのはなぜ?3つの原因と対処法!
おうちの犬の声が枯れていたり、変な音が混じって聞こえていたりしたことはありませんか?
犬の声の調子がいつもと違って感じられるとき、すぐに動物病院に行けない状態だと、とても不安になってしまいますよね。
今回は、愛犬の声に異常が感じられたときに慌てずに対処できるよう、犬の声が枯れる3つの原因とその対処方法をご紹介します。愛犬と一緒に過ごす健康で平和な生活のためにぜひ役立ててください。
原因①子犬から成犬への「成長による変化」

犬も成長するにつれて、鳴き声に変化が見られることがあります。体が大きくなると、喉や声を出す器官も成長するため、子犬の頃とは声の高さや響きが変わってくることがあるのです。
人間のように性差での大きな変化はありませんが、幼犬の時の「キャンキャン!」というような高く鋭い鳴き声から、成犬になると「ヴォンヴォン!」、「ウー」などという低く重たい声に変わっていきます。
対処法
この声変わりには首や咽頭、声帯の発達が関係しています。通常は、体の成長とともに徐々に声が変化していくため、元気や食欲などに問題がなければ、過度に心配する必要はないでしょう。
ただし、犬の声の変化は成長のせいだけではなく、後述するような病気の可能性もあるので注意が必要です。
原因②吠えすぎや興奮による「喉・声帯への負担」

大きな声で鳴き続けたときや、興奮して吠え続けたとき、他の犬とケンカをして大きな声を出したときなどは、一時的に声が枯れることがあります。人間が大声を出し続けると声がかすれるのと同じように、犬も喉や声帯に負担がかかるためです。
また、飼い主さんが離れたときに吠え続ける場合は、分離不安の可能性が考えられます。分離不安とは、飼い主さんと離れることに強い不安を感じ、吠え続ける、物を壊すなど、さまざまな問題行動が見られる状態を指します。
対処法
興奮や警戒心から一時的に吠え続けて声が枯れた場合は、まず犬を落ち着かせ、ゆっくり休ませましょう。興奮がおさまり、喉への負担が減れば、徐々に声が戻ることもあります。
パニック状態になるほど吠え続けたり、飼い主さんが離れるたびに同じような行動を繰り返したりする場合は、分離不安の可能性も考えられます。自己判断せず、動物病院や行動に詳しい専門家に相談することをおすすめします。
普段から興奮しやすい犬の場合は、興奮をさらに高めないことも大切です。興奮しているときに遊び続けたり、おやつを与えたりすると、興奮するのが癖になってしまう場合もあります。まずは落ち着ける環境を整え、静かになってから遊びやご褒美を与えるようにしましょう。
原因③呼吸器系の病気による「声のかすれ・咳」

声変わりでもなく、吠えすぎてもいなければ、犬の声が枯れる原因は病気かもしれません。以下に代表的な犬の呼吸器の病気をまとめたので、当てはまる症状がないか確認してみてください。
対処法
犬の声が枯れていて、さらに下記に当てはまる症状が疑われた際は、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。
咽頭炎・喉頭炎
初めは軽い咳が出るくらいですが、徐々に重い咳になり、食欲の減退、吐くような動作などの症状が見られるようになります。
呼吸器にウイルスや細菌が感染した場合、有毒な気体を吸い込んでしまった場合、喉に傷を負った場合などにより、咽頭炎や喉頭炎になることがあります。
気管支炎
下を向いてものを吐き出すかのようなかすれた咳を繰り返していたり、痰が絡まるような咳をしている場合、気管支炎にかかっている可能性があります。
後述のケンネルコフなどによって気管支炎を誘発してしまうケースもあります。ひどいときには呼吸困難に陥ることもあると言われています。炎症を抑える薬や咳止めなど、処方された薬で治療することで改善が望めます。
気管虚脱
「ガラガラ」「グエグエ」「ゴッゴッ」などといったガチョウの鳴き声のような独特の呼吸音や、重たい咳が出る、よだれが多く出るなどという特徴があります。
この病気は本来ホース状であるはずの気管が押しつぶされてしまう病気で、呼吸困難などの苦しい症状を伴います。
小型犬や老犬、肥満傾向の犬に発症しやすい病気とされています。症状が落ち着いていたとしても再発しやすい病気ですので、日頃の健康管理から注意するようにしましょう。
症状が重篤な場合には手術を必要とすることもあります。
ケンネルコフ
ケンネルコフとは、犬伝染性気管気管支炎とも呼ばれる呼吸器疾患の総称です。ウイルスや細菌などへの感染によって起こり、咳や発熱、鼻水など、人間の風邪に似た症状が見られることから、「犬風邪」と呼ばれることもあります。
ただし、犬ジステンパーや犬糸状虫症(フィラリア症)などでも、咳や呼吸器症状が見られることがあります。
症状が軽い場合は比較的短期間で回復することもありますが、自己判断は禁物です。特に子犬や高齢犬、免疫力が低下している犬では症状が悪化し、肺炎などを併発してしまう可能性もあるため、早めに動物病院へ行きましょう。
まとめ

愛犬がゲホゲホと咳をしていたり、声が枯れて苦しそうにしていたら、とても心配になりますよね。
特に、老犬の場合は、心臓病などの病気が原因で咳が出ることもあるため注意が必要です。どんなに小さな咳でも軽視せずに、咳が続く、声の変化がなかなか戻らない、呼吸が苦しそうなど、少しでも気になる様子が見られた場合は、動物病院に相談しましょう。
また、長時間吠え続けることで喉に負担がかかり、声が枯れてしまうこともあります。日頃から犬が過度に興奮したり吠え続けたりしないよう、日頃からしっかりとしつけをしておくようにしましょう。吠えはしつけをすることで、ある程度は抑制することができます。
健康で楽しい犬との生活を送るためにも、日頃からの犬の状態をよく観察しておきたいものですね。
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