愛犬に咬まれた!犬が咬む8つの原因と対処法を解説
あなたは愛犬に咬まれたことがありますか?実は、犬の咬みは多くの飼い主さんが悩む問題行動のひとつです。愛犬に咬まれたとなかなか相談できずにいる方もいるかもしれませんが、決して珍しいことではありません。
今回は、咬みの中でも特に深刻な本気咬みの原因と対処法について見ていきましょう。
犬が咬む原因:本能的な攻撃行動

犬には生まれつき備わった本能があり、それが咬みにつながることがあります。人に慣れている犬であっても、どのような状況で本能が刺激されるのかを知っておくことが大切です。
原因①所有権の防衛による咬み
犬には自分の大切なものを守ろうとする本能があります。以下のような状況で咬んでくる場合、所有権の防衛が原因の可能性があります。
- 食事中に近づいた時
- お気に入りのおもちゃで遊んでいる時
- 拾い食いしたものを取り上げようとした時
食事中は近づかない、おもちゃを交換できるようにトレーニングするといった対策が有効です。
おもちゃを交換するトレーニングについては、こちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/2873/
原因②縄張り意識による咬み
犬には自分のテリトリーを守ろうとする本能があります。以下のような状況で咬んでくる場合、縄張り意識が原因の可能性があります。
- 家に知らない人が来た時
- 庭に知らない人や他の犬が近づいてきた時
- 自分のお気に入りの場所に家族が近づいた時
来客時は別室に移動させる、社会化トレーニングをする、犬のスペースをあらかじめ決めておくといった対応が効果的です。
来客に慣れるトレーニングについては、こちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/38866/
原因③捕食本能による咬み
犬には動くものを追いかけて捕まえようとする捕食本能が備わっています。以下のような状況で咬んでくる場合、捕食本能が原因の可能性があります。
- 走っている人を追いかけた時
- 遊びの中で手や足を激しく動かした時
捕食本能による咬みは衝動的で瞬発力があるため、特に注意が必要です。リードをしっかり持つ、興奮しやすい状況を避けるといった日常的な管理も効果的です。
犬が咬む原因:身体的な痛みや不調

身体的な痛みや不調が原因で咬むケースは少なくありません。愛犬の咬みが急に始まった時は、まず病気やケガの可能性を疑ってみましょう。
原因④痛み・体調不良による咬み
身体に痛みがある時、触られることを嫌がり咬んでしまうことがあります。以下のような状況で咬んでくる場合、痛みや体調不良が原因の可能性があります。
- 特定の部位を触った時
- 抱っこした時
普段咬まない犬が突然咬むようになった場合は、まず動物病院で診てもらうことをおすすめします。
原因⑤加齢や認知機能の低下による咬み
犬も加齢とともに認知機能や視覚・聴覚が低下することがあります。以下のような状況で咬んでくる場合、加齢による変化が原因の可能性があります。
- 急に触られて驚いた時
- 長年一緒に暮らしている家族に突然咬んだ時
- 突然パニックになった時
加齢による咬みは、声をかけてから触る、驚かせないようにするといった配慮で咬まれるリスクを減らすことができます。認知機能の低下が疑われる場合はトレーニングでの改善が難しいため、動物病院に相談しましょう。
犬が咬む原因:心理的なストレスや恐怖

犬は恐怖や不安、ストレスを感じた時に咬むことがあります。心理的な原因による咬みは日常のさまざまな場面で起きやすいため注意が必要です。
原因⑥恐怖・不安による咬み
犬が咬む原因の中で最も多いと言われているのが、恐怖や不安によるものです。自分を守るために咬んでくるケースで、以下のような状況で起きやすいです。
- 知らない人や子どもに近づかれた時
- 大きな音や急な動きに驚いた時
- 逃げ場がない状況に追い込まれた時
- 叱られたり、体罰を受けそうになった時
恐怖・不安による咬みは、無理に慣れさせようとすると逆効果になることがあります。犬が嫌がっているサインが出たら無理に触らずそっとしておく、少しずつ刺激に慣れさせる社会化トレーニングを取り入れるのも効果的です。
原因⑦不快感の回避による咬み
犬に爪切りやブラッシング、シャンプーなどのお手入れをする時に咬んでくることがあります。以下のような状況で咬んでくる場合、不快感の回避が原因の可能性があります。
- お手入れをしようとする時
- 嫌いな場所を触られた時
お手入れを嫌いにさせないためには、早い段階から少しずつ慣れさせることが重要です。すでに嫌がるようになっている場合は、ご褒美を使いながら段階的に慣れさせていく方法が効果的です。
ブラッシングに慣れる方法については、こちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/2273/
原因⑧過興奮による咬み
遊びが盛り上がりすぎたり、興奮状態が続いた時に咬んでしまうことがあります。以下のような状況で咬んでくる場合、過興奮が原因の可能性があります。
- 遊びが盛り上がって興奮しすぎた時
- 来客などで興奮状態が続いた時
- 散歩に行く直前
- 帰宅した飼い主を出迎える時
興奮のサインが見られたら遊びを中断し、フセやマテなどのコマンドで落ち着かせましょう。興奮しやすい犬は、遊ぶ時間や刺激の量をコントロールすることも大切です。
咬む前のサインを見逃さない

犬が咬む場合、それは犬が嫌がっている、あるいは怯えているのに逃げ場がない状況で起こることが多いです。追い詰められた犬が今の状況から逃れたいという一心で咬んでくるのです。
犬は咬む前に、いくつかのサインを出してきます。こうした行動は、犬が「これ以上近づかないで」と伝えようとしている警告のサインです。
- 「うー」と低い声で唸る
- 唸りながら歯(牙)を見せてくる
- 身を低くして攻撃体勢に入る
犬によっては一瞬だけ唸ってすぐに飛びかかるケースもあります。これらのサインが見られたら、すぐに今している行動を止めてください。
また、唸るなどのサインを出さずに突然咬んでくることもあるため、日頃から愛犬の様子をよく観察しておくことが大切です。
なるべく早くトレーナーに相談

犬の咬み行動を放置していると、徐々にエスカレートしていく可能性があります。咬むことで嫌な状況から逃れられると学習してしまうためです。
深刻になる前に、ドッグトレーナーに相談することをおすすめします。ドッグトレーナーは問題行動の原因を見極め、飼い主と一緒に解決策を考えてくれる心強いパートナーです。大きなトラブルになる前に、早めに相談してみましょう。
また、かかりつけの獣医師に相談すると、信頼できるドッグトレーナーを紹介してもらえることがあります。病気やケガなど身体的な原因を排除した上でトレーナーに依頼できるので、まず動物病院に相談してみるのもひとつの方法です。
愛犬の咬みは早めの対応が大切

犬が咬む原因はさまざまですが、放置するほど改善が難しくなります。まずは愛犬が咬む原因と状況を把握することから始めてみてください。
自分だけで解決しようとせず、早めにドッグトレーナーや獣医師に相談することが、愛犬と飼い主双方にとって最善の解決策につながります。
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