犬の要求吠えをやめさせたい!原因とすぐに実践できる対処法
ハウスに入れていると、こちらを見て甲高い声でいつもと違う吠え方をする。机の上の食べ物を見て、キャンキャン吠える。犬を飼っていると、そんな経験はありませんか?これらは要求吠えと言います。
要求吠えは適切な対処法に取り組むことで、改善につながります。この記事では、要求吠えの見分け方から具体的なやめさせ方まで詳しく解説します。
犬の要求吠えとは?

犬の要求吠えとは、飼い主に対して何かして欲しいときに、自分の要求を伝えるために吠える行動のことです。犬にとっては「言葉の代わりのアピール」ですが、エスカレートすると近所迷惑や飼い主のストレスにつながるため、早めに対処したいクセのひとつです。
要求吠えの具体例
犬の要求吠えは、以下のようなタイミングでよく見られます。
- 食事やおやつの準備をしているとき
- 散歩の時間が近いとき・リードを持ったとき
- ハウスやサークルに入れられているとき
- 飼い主の食事中(普段から食べ物を分け与えている場合)
- 遊びの途中でおもちゃを取り上げたとき
- 飼い主がスマホや作業に集中して構ってくれないとき
これらに共通するのは、「過去に吠えたら要求が叶った」という経験が積み重なって定着している点です。状況そのものより、飼い主がどう反応してきたかが引き金になっていることがほとんどです。
要求吠えと警戒吠えの見分け方
要求吠えと混同しやすいのが警戒吠えです。この2つは対処法がまったく異なるため、しっかり観察して見極めましょう。
要求吠え
- 理由:飼い主に何かして欲しいことがある
- 対象:飼い主
- 鳴き方:「キャンキャン」という高い声、「クーンクーン」と甘える声
- 行動:飼い主の方を見ながら吠える、前足をかけてくる、おもちゃを持ってくる
警戒吠え
- 理由:外部の刺激に対する警戒・興奮
- 対象:窓の外の人・車、来客、他の犬など
- 鳴き方:「ワンワン」と低く力強い声
- 行動:窓や玄関に向かって吠える、体を硬直させる
吠えている理由をしっかり見極めてから、対処法を選びましょう。
要求吠えを止める方法

要求吠えをやめさせるには、無視することが基本です。吠えても飼い主が反応しないとわかれば、犬は次第に吠えなくなります。
さらに効果を高めるには、犬が吠えるのをやめて、その要求自体を諦めた頃(静かになってから1〜2分後くらい)に要求に応じてあげましょう。ハウスから出す、おやつをあげるなど、タイミングをずらすことで「吠える=要求が叶う」という結びつきを崩すことができます。
なお、要求吠え以外の理由で吠えている場合には、この方法は効果が期待できません。前述の警戒吠えの場合、原因は外部の刺激にあるため、その刺激がなくならない限り無視しても吠え続けます。
警戒吠えの対処法はこちらの記事をご覧ください。
https://cheriee.jp/articles/2388/
要求吠えの対処法のポイント
無視をする際は、スマホを見る、別の部屋に移動するなど、犬への意識を完全に切ることが効果的です。犬は飼い主のわずかな視線や動作も「反応してくれた」と感じ取るため、徹底することが大切です。
また、「昨日は無視したけど、今日はうるさいからおやつをあげてしまった」といった一貫性のない対応はNGです。人によって対応が違うと犬が混乱してしまうため、家族全員で「吠えている間は絶対に構わない」というルールをしっかり統一しましょう。
やってしまいがちなNG対応
犬が要求吠えしてきたからといって、「ダメ!」「静かに!」などと叱るのはNGです。叱っているつもりでも、犬には「吠えたら飼い主が反応してくれた」と伝わることがあります。
犬は構ってもらえたと感じて嬉しくなり、さらに吠えがひどくなります。叱る声が大きいほど犬の興奮を高めてしまうため、無視や無反応を徹底することが大切です。
要求吠えがひどくなった場合

無視をはじめると、一時的に今までより激しく吠えることがあります。これは行動心理学で「消去バースト」と呼ばれる自然な反応で、「もっと強く訴えれば応えてくれるかもしれない」と犬が判断しているためです。吠えがひどくなっても、焦る必要はありません。
ただし、このタイミングで反応してしまうと「激しく吠えれば要求が叶う」と学習させてしまいます。つらいですが、ここが踏ん張りどころです。何も聞こえないかのように、無視を続けてください。
これを乗り越えると、要求吠えは急速に落ち着いていくことが多いです。吠えても意味がないと犬自身が学習するためです。
犬の要求吠えは根気よく向き合おう

犬の要求吠えは、吠えても飼い主が反応しないとわかれば、自然とおさまっていきます。まず要求吠えかどうかをしっかり見極めたうえで、吠えている間は家族全員で対応を統一することが大切です。
はじめは吠えがひどくなることもありますが、焦らず続けることが成功への近道です。吠えてもいいことがないとわかれば、犬は自然と吠えなくなります。愛犬との穏やかな生活のために、根気よく取り組んでみてください。
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