モルモットを飼うなら最低限知っておきたい3つの知識
動物園のふれあいコーナーでおなじみのモルモット。ずんぐりとした体型とまん丸な目が愛らしく、一度は飼ってみたいと思ったことがある方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなモルモットを飼うにあたり、最低限は知っておきたい3つの知識をご紹介します。
【知識1】モルモットの基本情報

まずは、モルモットの基本情報から見ていきましょう。
モルモットは、げっ歯目テンジクネズミ科に分類される小動物です。人気キャラクター「カピバラさん」で知られるカピバラはモルモットの近縁種で、体の大きさは大きく異なるものの、姿や顔立ちには共通点が見られます。
原産地は南米のペルーで、現地では古くから食用として家畜化されてきました。その後ヨーロッパに持ち込まれ、次第に愛玩動物として飼育されるようになった歴史があります。
体長は25〜35cm、体重は700〜1200gで、ハムスターよりは大きく、ウサギよりは小さい動物です。耳は小さくて丸く、尻尾はありません。
モルモットの性格
モルモットはとても穏やかな性格の動物です。ただし、臆病で警戒心が強いため、わずかな物音にも驚いて、全力で逃げてしまうことがあります。
一方で、飼い主に慣れてくると、なでられながら眠ってしまったり、名前を呼ぶ声に反応したりと、しっかりとコミュニケーションを取れるようになります。お腹が空いたときには、甲高い声で「キュイー、キュイー」と鳴いておねだりする姿も見られ、愛らしさを感じられるでしょう。
【知識2】モルモットの飼育に必要なもの

モルモットを飼育する際に必要なものをご紹介します。
ケージ
ケージは幅60cm、高さ40cm程度のものがおすすめです。モルモット専用のケージはあまり売られていないので、ウサギ用のケージを代用しても大丈夫です。
ただし、ウサギ用の金網の床材をモルモットが使用すると、足が床材に挟まりケガの原因になってしまうため、床材については、必ずモルモット用の床材を用意しましょう。
床材
ケージの下には牧草か「すのこ」を敷いてあげてください。
すのこを敷くことで糞尿が下に落ちていくため、掃除しやすくなります。ただし、隙間の大きいすのこだと、先述の金網と同様に足を挟んでケガをしてしまうこともあるので注意してあげてください。
牧草は、掃除しにくいことが難点ですが、自然の環境に近くモルモットにとっては過ごしやすいでしょう。また、餌として食べることもでき、冬には保温の役割も果たします。
どちらを利用するにせよ、掃除を怠ると不衛生で病気の原因になりますので、十分注意しましょう。
エサ入れと給水ボトル
エサを入れる食器と給水ボトルを用意します。
モルモットは食器をしばしばひっくり返してしまうので、重さのある陶器製のものがおすすめです。給水は、衛生面から給水ボトルが一般的ですが、高齢や体調不良の場合は水皿を併用するなど、それぞれの状態に合わせて使い分けることが大切です。
エサ
モルモットに与えるエサには、不可欠な栄養が含まれていたり、歯が伸び続けるのを防ぐ役割があります。その役割をしっかり理解してモルモットにエサをあげましょう。
モルモットに与えるべきエサは以下の3種類があります。
- モルモット用のペレット
- 牧草
- 野菜
ペレット
ペレットとは、ペット用に加工された固形のエサのことです。
モルモットは人間と同じように自分でビタミンCを合成できません。そのため、モルモット用のペレットには、モルモットには欠かせないビタミンCが含まれています。
ペレットは、動物の種類によって含まれている栄養素が大きく異なるので、一緒に飼っている他の動物のペレットをあげることのないよう注意してください。
牧草
牧草は繊維質が多く、こちらもモルモットの食事には欠かせません。
モルモットは歯が一生伸び続ける動物です。通常は上下の歯がうまくかみ合わさることですり減りますが、かみ合わせが悪くなることにより歯が伸びすぎてしまい、食事が難しくなってしまいます。このことを不正咬合(ふせいこうごう)といい、一時的に治療できても完治が難しいため、牧草などの固いエサを必ず与えましょう。
野菜
野菜には、ビタミンAやビタミンCなどの栄養素がたくさん含まれているので、新鮮な野菜を毎日あげてください。
モルモットはレタス、キャベツ、小松菜、チンゲンサイ、パセリなどを好んで食べます。なお、犬や猫と同様に、玉ねぎ、ネギ、ニンニク、ニラなどは絶対に与えてはいけません。
ブラシ
モルモットにも換毛期があり、全身の毛が抜け変わります。毛を飲み込んでしまった場合、体内で消化できず、猫のように吐き出すこともできないため、ひどい場合は手術が必要になることもあります。
飲み込む毛の量を減らすため、毛の抜け変わる時期はこまめにブラッシングしてあげることが大切です。モルモットの皮膚は敏感なため、柔らかい豚毛かゴムのものを使用しましょう。
【知識3】モルモットの飼育時に気をつけたいこと

モルモットは体が小さいこともあり、非常にデリケートな生き物です。飼育時には以下に気をつけましょう。
飼い始めは近づきすぎない
モルモットは環境の変化に敏感です。お迎えしたばかりの時はあまり触ったりせず、数週間かけて少しずつ距離を縮めましょう。すぐに撫でたくなってしまいますが、まずは環境に慣れてもらうことを優先し、しばらくは様子を見守る程度にとどめることが大切です。
温度調節を意識する
モルモットは暑さにも寒さにも弱い動物です。夏は暑くなりすぎないよう、冬は寒さを感じさせないように配慮し、飼い主が外出している間も冷暖房を使用して室温を安定させることが大切です。
かみ癖に注意する
部屋でお散歩をさせていると、家電製品のコードをかじってしまうことがよくあります。電気が通っていると感電してしまうことがあり大変危険なので、コードをモルモットの届かないところに置くか、お散歩中は目を離さずに見ていてあげましょう。
モルモットが安心して過ごせる環境を整えよう

臆病で警戒心が強いモルモットは環境の変化に大変敏感です。ちょっとした物音でもストレスになってしまうため、モルモットが安心して穏やかに過ごせるよう環境を整えてあげてください。
慣れてきてコミュニケーションが取れるようになると、ますますかわいらしい面が見られます。焦らず少しずつスキンシップを取って距離を縮めていきましょう!
関連リンク
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